研究テーマ ｜ Research theme
母体血漿中胎児由来RNAを用いた胎児機能検査法の開発に関する研究
Clinical sgnificance of circulating fetal RNA for the evaluation of fetal function
研究概要 ｜ Research summary
私どもは，母体血漿中を循環している胎盤由来mRNAを同定し，特許「胎盤機能の網羅的かつ非侵襲的評価方法および検査用試薬」（特許第5487555号）を取得しています。母体血中胎児由来RNAは，母体血を通じて非侵襲的に胎児の状態を評価できる分子情報と期待されています。私どもは，母体血中胎児由来mRNA/microRNAを用いた胎児機能検査法の開発に取り組んでいます。
We have identified the circulating placental mRNAs in plasma samples of pregnant women, and get a patent. Circulatin fetal RNAs in maternal plasma are expected to be non-invasive molecular marker for evaluating the status of fetus. We try to develop the test of fetus function using plasma concentration of fetal mRNA/microRNA.
特色・研究成果・今後の展望
- 母体血中を循環している胎盤特異的mRNA量と様々な産科疾患との関連を報告しています。
- 母体血中を循環している胎盤特異的microRNA量と様々な産科疾患との関連を報告しています。
- 特許「胎盤機能の網羅的かつ非侵襲的評価方法および検査用試薬」（特許第5487555号）を取得しています。
- 母体血漿中を循環している胎児由来mRNA/microRNAを同定しています。
社会実装への展望
母体血中胎児由来mRNA/microRNAは，母体血を通じて非侵襲的に得られる胎児の分子情報です。本研究により，母体血の検査で妊娠中の胎児機能を非侵襲的かつ正確に診断することが可能になると期待されます