研究テーマ | Research theme

DNA損傷の検出と定量

Detection and quantification of DNA damage

研究者 | Researcher

松田 尚樹

Matsuda Naoki
生命医科学域
原爆後障害医療研究所
教 授

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山内 基弘

Yamauchi Motohiro
生命医科学域
原爆後障害医療研究所
助 教

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三浦 美和

Miura Miwa
原爆後障害医療研究所
技能補佐員

平川 美弥子

Hirakawa Miyako
アイソトープ実験施設
技能補佐員

研究概要 | Research summary

我々の研究室の研究テーマは,放射線の生体影響に関する研究と,放射線の防護に関する研究であるため,放射線などの環境変異原によって生成するDNA損傷の検出と定量は日常的に行なっています。我々の技術は,DNA損傷の定量が必要な,多方面の研究開発のお役に立つことができるかと思います。

Members of our laboratory are working on scientific reseach on radiation biology and radiological protection. Therefore, we routinely detect and quantify DNA damage caused by radiation or other environmental mutagens. Our techniques may help various research and development fields which need quantification of DNA damage.


特色・研究成果・今後の展望

DNA損傷の測定

(1)DNA二本鎖切断の検出・定量

(2)DNA一本鎖切断の検出・定量

(3)DNA鎖間架橋の検出・定量

(4)DNA酸化損傷の検出・定量



これらの技術を生かして,これまで放射線によって起こるDNA損傷の修復メカニズムおよび染色体異常の生成・生成抑制メカニズムの研究を進めてきました。今後は,異なる種類のDNA損傷の修復経路間のクロストークの詳細を明らかにしていきたいと考えています。


社会実装への展望

我々の研究室は,ヒト細胞に生じる様々なDNA損傷に対する検出・定量法を持っています。一般的な変異原性試験では行わない,ヒト細胞のDNAに対する影響を調べる必要がある場合には,お役に立てるかと思います。