次の研究をおこなっています。
Research Topics
1.Live food
2.Larviculture
水圏生物資源の有効利用を図り「つくり育てる漁業」を推進する上で,サイズが小さく脆弱な魚介類の幼生期と,その餌料となるワムシなどの動物プランクトンを人為的に飼育する方法の開発は重要な課題です。このような技術開発を実現するためには,対象種の生理生態を詳細に解明すると共に,刻々と変化する環境への生物の応答特性を生態学および生化学的なアプローチにより評価することが重要です。そして,それらの基礎的な知見をもとに飼育技法の開発を進める新たな方法論が求められます。本研究では,このような背景のもとに,海産プランクトンでは困難とされてきた実験飼育系を確立させることに成功し,その生活史を人為的に制御することによって,餌料プランクトンとして汎用されるワムシ類,ミジンコ類,カイアシ類を対象とした研究と,それらを餌料とする仔魚飼育の研究を展開しています。
海産動物の幼生飼育方法,餌料生物の提供等でお手伝いが可能です。その他,国内外の水産増養殖全般について,意見交換を行っています。