周囲を海で囲まれた日本では,再生可能エネルギーの1つとして,波のエネルギーを利用した波力発電が注目されています。本研究では,その中でメンテナンスのしやすさや突発的自然現象に強い気柱共鳴式波力発電に着目しています。この発電は,低速であることや効率が低いことなど様々な問題があり実用化が難しい状況にあります。現在は,起動性が良好で効率が良好なタービンの開発を行っています。
It is proposed the new type turbine for OWC. The concept of the turbine is to improve the starting condition and high performance.
周囲を海で囲まれた日本では,再生可能エネルギーの1つとして,波のエネルギーを利用した波力発電が注目されています。
本研究では,その中でメンテナンスのしやすさや突発的自然現象に強い気柱共鳴式波力発電に着目しています。この発電は,低速であることや効率が低いことなど様々な問題があり実用化が難しい状況にあり,現在は,起動性が良好で効率が良好なタービンの開発を行っています。
コンピュータシミュレーションにより,提案するタービンの性能を予測し,高性能化を図り,それを踏まえて3DCADによる製図によって,形状の制作を行い,3Dプリンタを用いてタービンの模型を製作しています。この一連の開発環境によって,効率的に開発が行われています。
本研究により,流体機械の解析から模型の制作,実験までをスムーズに行うことが可能で,海洋構造物や流体機械の開発を効率的に行うとともに,流体に関する研究室の知見を踏まえてより高性能なものを開発することが可能です。