研究テーマ ｜ Research theme
逆浸透膜による微量有機化合物と病原体の除去
Removal of trace organic chemicals and pathogens by reverse osmosis membranes
研究概要 ｜ Research summary
水処理研究室では，下水の再生水を飲用可能なレベルにするための膜分離水処理技術や分析技術の開発を行っています。私たちは，下水の飲用再利用に特化している日本で唯一の研究室です。
The Water Treatment Lab led by A/Prof. Fujioka focuses on the development of membrane-based water treatment and analytical technologies to produce high-quality recycled water for Potable Water Reuse. We are the only Japanese laboratory specifically working on Potable Reuse.
特色・研究成果・今後の展望
水からの分離が難しい発がん性物質ニトロソジメチルアミン（NDMA）を除去する高阻止逆浸透膜の開発を行っています。また，NDMAのオンライン分析技術も鹿児島大学と共同で行っています。
水道水源や下水に存在する細菌（バクテリア）濃度をリアルタイムで計測する技術とそれを可能にする前処理技術を保有しています。また，病原体（ウイルス・細菌・原虫）を漏らさない逆浸透膜の開発も行っています。
社会実装への展望
本研究（高阻止膜と分析技術）により，常に再生水の水質を担保した水を供給することが可能になります。逆浸透膜の他に，高度水処理技術全般（オゾン，活性炭，イオン交換樹脂，紫外線促進酸化処理）を使い，微量有機化合物と細菌の除去の最適化に関わる研究を行っていますので，お気軽にお問合せください。