研究テーマ ｜ Research theme
脳梗塞に対する血管内治療を用いた幹細胞移植の確立
Endovascular stem cell therapy for acute ischemic stroke
研究者 ｜ Researcher
研究概要 ｜ Research summary
急性期脳梗塞に対する血管内血栓回収術は有効な治療手段として症例数が世界的に増加していますが，再開通が得られても後遺症を残す可能性も高く，幹細胞移植などの再生医療が注目されています。我々はこれらのニーズを見据えて，広く普及している血管内手術の手技を用いた幹細胞移植の確立について研究を続けています。
Intra-arterial cell transplantation offers a novel therapeutic strategy for stroke; however, it remains unclear how the timing of cell administration affects cell distribution, brain repair processes, and functional recovery. Our strategy is to establish this methods into the clinical settings as an adjunctive therapy following current stroke treatment.
特色・研究成果・今後の展望
急性期脳梗塞に対する標準治療の延長として，我々は至適条件（細胞数，タイミング，年齢など）の検索を行ってきました。本治療方法を臨床に結び付けるため，さらなる研究拡大（大型動物を用いた実験など）を必要とします。
社会実装への展望
本治療により，脳梗塞後遺症に苦しむ患者さんに対する麻痺軽減の治療法が期待されます。大型動物に対する実験，PMDA審査にむけて企業のサポートが必要です。ご興味のある方はぜひご一報ください。